初心者編
剣道名札、垂ネーム、ゼッケンってなんだ
面を着けたら顔が良く見えないのと、剣道具、剣道袴は同じ様な藍染色で誰だか分からなくなってしまいますよね。 そんなとき防具の垂の中央に袋状の物を付け、 所属団体名を横書きに、姓を縦書きにします。
私はどこの所属で〇〇と申しますの役割をはたすのが名札となっております。これが無いと試合にもでれません。
そんな名札をご紹介していきます。
竹島武道具は名札を作っている!
30年~20年前までは他店の名札も作成もやらして頂いておりました。
当時は年間6000枚くらい作成していた時代が。3月~7月までは新入生のが沢山入るのと、
来週の試合で出るので間に合わせてと!そりゃもー毎日が戦いの時代もありました。
現在は、流石に文字おこし、カットなどの作業をしていた会長も歳と持病もあり、大量受け
はできなくなり、自社分の受けのみをやれる数のみとなっておりますが。
現在も作り続けておりますので、ご安心してご注文ください。
・名札は昔、ゼッケンと呼んでいた!
現在は日本剣道連盟によると 垂ゼッケンは「名札」が正式名称で呼ぶ様にとの事になっております。
昔から剣道やってる方、私共もついクセで「ゼッケン」、「垂ネーム」とついつい言ってしまいますね。
何年後の少年剣士はきっと「名札!」と正しくなっている事でしょう。
・名札は袋状になっている。
初心者の方の良く質問されます。どうやって着けるのですかと。経験者の方にとっては当たり前の事ですが、知らない方にとっては未知の世界!一度知ればなんだ!って事ですが、説明しますと袋状になっております。防具の垂の真ん中の大垂に差し込んで使用します。画像で説明する方が逆に難しいかもw。
・表記の仕方、素材のルール
こちらも全日本剣道連盟よりますと、名札の上部に所属名を横書き、姓を縦に書き、素材は紺地、または黒とありますのでその通りに作りましょう。
稽古用であれば、白布地に黒文字などでも採用されております。海外選手の代表名札はまた作りがちょっと作りが違いますが、基本ベースは同じの様な気がします。
・文字は何体でも良いのか!
現在は、誰が見てもわかりやすい字体という事になっております。画像の草書体ってものも当社でも作っておりました。確かに草書は文字がかっこ良かった!しかし、文字によっては ??読めない!
現在は、昔の職人さんが書いた文字の型だけでなく、パソコンの普及により様々な書体がでてきております。
・学校、道場、剣友会に文字は確認する!
それじゃ、俺は1人でカッコいい字体にするわ!というわけには。。
各団体の指導者に指示に従ってくださいが一般的です。とくに学校単位になると全員文字を合わせて作る所が多いです。試合の整列をした時にも見栄えがいいですよね。
ご確認の上、先生や、ご指定の防具屋さんにご注文くださいませ。
特に、人の手書きの文字はその方にしか書けませんので、そこの方にお願いした方が良いです。
・名札には大きさがある。
防具の垂も幼年、少年、中寸、大(一般)、特注とございます。ご自身の垂を計測してみてください。
おおよそ5種類の大きさくらいで分類できるかと思います。
縦の長さは大垂を全部隠す必要がございませんので 特大でも最大約27㎝あれば良いです。
流行りではございまんが、大学生などはわざと下を少し余らせて着けております。腰パン?のイメージですかね。
下記サイズを参考してみてください。
・所属名その1 学校・剣友会など。
先程上記で書かせて頂いた、全剣連で上部に横書きのルールがございますので、その通りに表記いたします。現在所属している、学校、道場、剣友会名となります。 また、学校名、剣友会などで長い所属名の場合略字を用いる場合がございます。
例:桐光学園高等学校 → 桐 光 例:桐光学園中等学校 → 桐光中 ※中学校単位の試合では○○中の中の文字がつきます。
自分勝手に解釈せずに各団体の指導者に指示に従ってください。
・所属名その2 有段者編。
大人の有段者の方などは所属名が違う名札を何枚かもつ必要がございます。 現在、神奈川県の有段者の場合は、講習会などに参加する場合では「地域所属名を用意する」様という事がございます。このあたりの高段者になると、「神奈川」と地域の所属名、川崎市は「川崎」の2つを用意しておく必要が御座います。その際の文字は読みやすくて、ご自身のこだわりの字体でよいとおもいます。
また、県によっては多少の違いがございますので、お住まいの県の剣道連盟にご確認くださいませ。
何枚もつくるのは大変だなーという方には ベルト式の所属名もございます。
私の姓は多いのですが。。
同じ名字の方が一緒の道場等にいる場合や同じ試合に出る場合には名前の小文字を入れる場合もあります。
例) 鈴木隆二・鈴木太一の2人の鈴木さんがいる場合。
■鈴木隆二 → 「鈴木隆」
■鈴木太一 → 「鈴木太」
と表記します。
※小文字を入れるのは、どちらか一人のみでOKです。
学校などの新入生で不明な場合は顧問の先生にご確認くださいませ。
素材 クラリーノとハリロン
■名札(クラリーノ)は白人工革生地をミシンで藍染生地に縫い付けています。
見栄えがよく、しっかりとした印象があるので中学・高校生・一般の方がよく使われます。
■ハリロン生地をアイロン接着させたものもご用意しています。
こちらは、お手頃なお値段で幼年〜小学生に使われております。
※ゼッケン(ハリロン)の書体は楷書体のみとなります。
今回は「初心者向け」でしたが、次回の名札投稿もご期待ください。
剣道名札の注文等は http://kendogu.jp/?mode=cate&cbid=2830395&csid=0
竹島武道具 オンラインショップで受付中です。
どうぞ宜しくお願い致します。